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【劇場イベント】6/25(火)杉本彩さん劇場トーク出演決定!!

2013年6月11日

6月25日(火)に女優・作家の杉本彩さんのユーロスペースでの劇場トークご出演が決定いたしました!
前作に引き続き、本作を応援してくださっている杉本彩さん。
動物たちのために、精力的に活動されている杉本さんに劇場にお越しいただき、映画について、動物と人間とこれからについて、たっぷりお話いただきます。

★6/25(火)
14:00の回上映後:杉本彩さん(女優/作家)、宍戸監督、飯田プロデューサーによるトーク

劇場:ユーロスペース(東京都渋谷区円山町1-5 3F  アクセス⇒こちら

[全席自由席|各回入替制|整理券制]
特別鑑賞券をお持ちの方も、当日劇場受付にて整理券との交換が必要になります。
トークは14:00の回上映後に行います。上映回をご覧の方のみがご参加いただけます。予めご了承ください。

映画について、杉本さんのブログでも取り上げていただきました。
こちらからご覧いただけます!⇒http://ameblo.jp/sugimoto-aya/entry-11542996019.html

★杉本さんのコメントはこちら
動物たちのいのちを見捨てる国に、人の幸せなどあるはずがない。
だから人の幸せを考えるとき、この作品に映る動物たちの姿から、目を背けてはいけないのだ。
杉本彩(女優/作家)

またユーロスペースでの初日にあわせて劇場にお花もいただきました!ありがとうございます!
写真は、素敵なお花の前でニッコリな飯田さんと宍戸監督!

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【6/27(木)】関西特別!先行上映会 開催決定!

2013年6月11日

7/13(土)からの第七藝術劇場
7/20(土)からの神戸アートビレッジセンター
8/3(土)からの京都みなみ会館
での劇場公開を記念して、関西地域のみなさんに向けて特別先行上映会を開催いたします!
一足先に作品をご覧いただき、ぜひ関西地区での公開の応援、どうぞよろしくお願いいたします!

さらに、上映終了後、宍戸大裕監督&飯田基晴プロデューサーによるトークもございます!
関西地区でお二人がそろうのはこの時だけの予定です。ぜひご来場ください。

【『犬と猫と人間と2』関西特別!先行上映会】
日時:6月27日(木)
開場:18:00
上映開始:18:30~(本編104分)
★上映後、宍戸大裕監督、飯田基晴プロデューサーのトークあり
(終了20:30予定)

会場:シアターセブン イベントホール
住所:大阪市淀川区十三本町1-7-27 サンポードシティ5階(「第七藝術劇場」の下の階です。)
→地図・アクセスはこちら

料金:当日一般1,800円 専門・大学生1,500円 シニア1,000円
◎全国共通鑑賞券もご使用になれます!

※予約制ではございません。※当日先着順にご入場いただきます。

問合せ:第七藝術劇場(電話:06-6302-2073)
メール:info(a)inunekoningen.com
(a)を@に変えてご連絡ください。

ご不明な点は、お気軽にお問合せ下さい。

シーケンス 6

「1945年夏、満州に残されたナチ」(宍戸大裕)

2013年6月10日

先日、14時の回が終わった劇場で、長身でハンチングを被った
年配の男性が、「素晴らしい映画でした・・・。いやあ、昔を思い出してねえ」と
声を掛けてくれました。
3日にNHKで放送された「視点・論点」を観てユーロスペースへ
足を運んだという男性は昭和11年、大連生まれ。
9歳の時に迎えた敗戦、そして始まった満州からの引き揚げ時の思い出を話してくれました。

敗戦も近づいた大混乱の中、両親と2人の弟妹と住んでいた
家を空けて逃げなければならなかった。
その頃、家では「ナチ」という白くてふさふさした大きな犬を飼っていた。
ナチ、というと当時のナチス・ドイツからの命名のようだけれど、
和歌山の「那智」から取って付けた名前。
ナチを連れて行くことは出来なかったから、つなを放して逃避行を始めた。

ひと月ほど後、ふたたび家へ戻った時、家の玄関の前にナチが
座って待っていた。その時のナチの喜びようといったら・・・、
忘れることができない。
近所の人がエサを上げてくれて生き延びていたらしい。
だけど、エサだけもらうといつも玄関の前に戻って、僕らを待っていたらしい。

その後すぐ僕たち家族は、蒋介石の軍の航空機に乗せられて北京へ行けることになった。
しかしナチは一緒に乗せて行くことはできなかった。だから、家に置いてきた。
北京からはトロッコで南下し、信濃丸に乗って日本へ帰ってくることができた。
ナチのことを思うと、それ以来犬を飼うことは出来なかった。
きょうの映画を観ながら、あの頃のことを思い出しました。

男性は当時の情景がよみがえってきたのか、話しながら目に涙を浮かべていました。
戦争、そして原発事故。
人間の暴力が猛威をふるう時、たくさんの人びとの犠牲とともに、
数も数えられずに犠牲になった動物たちが、声もなく埋もれている。
68年前、満州の地で行方知らずになった「ナチ」と、
2011年からいまにつづく福島の動物たち。
争う心に囚われている限り、人の世はこれからも新たな「ナチ」と、
新たな「福島の動物たち」の記録を書き継いでいく。

書き継ぐ自由とともに、僕たちには記録を閉じる自由も与えられている。
どちらの自由も、選べるのは僕たちしかいない。

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初日、2日目を終えて(宍戸大裕)

2013年6月6日

6月1日から、映画の公開を迎えました。
ご覧下さった方から口々に、「感動した」「本当に観てよかった」「知らなかった現実を知ることが出来た」「自分にできることを考えはじめたい」「目線の温かい優しい映画だった」、そうした言葉を掛けていただきました。
ようやく辿り着いた初日、そして2日目。思い返していたのは、この震災を生きぬいてきた動物たちのまなざし、そして動物たちを見つめる人びとのことでした。全国、津々浦々からこの映画に対する熱い応援を、日々感じています。
一方で、その熱がまだ劇場まで届ききってはいないな、ということも感じています。何故でしょうか? 2日目にお越しいただいた渡辺眞子さんが、トークの中で自身の経験を踏まえ、こんな話をしてくれました。

 

ペットの殺処分問題を、知らない人に伝える時“可哀想なのは観たくない”“もう知ってるからいいわよ”、という反応がある。私自身もそうだった。
でも、初めて行政施設に行った時、昨日まで家族として飼われ首輪をつけていた犬が殺処分の機械の中で糞尿にまみれ、まだ眠っているように死んでいる。焼却炉の中であったかい骨になる。それに触れた時、“知ってたはずの現実”って何だったんだろう?何を知っていたんだろう私は?と驚いた。
被災地の動物たちのことも同じだと思う。ニュースを観た方は“もう分かってる”というと思うんだけど、分かってない。
「観ること」、観てねと「薦めること」、観た後で「どうしようか」と考えること、それは小さなことかもしれないけど、決して立ち止まっていない、明るい方向に向いている行動だと思う。知る過程で、癒されることもある。明るい方へ、みんなと向かっていきたい。

 

映画を体験することで、“知ってたはずの現実”が、“確かに知っている現実”に変わる。
「知る」という過程にこそ、希望のはじまりがあるのだと改めて教えられました。
心を癒す場所、渋谷ユーロスペースでみなさまをお待ちしています。

宍戸大裕

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トーク&ワークショップ わたしとあなたにできること   ~「犬と猫と人間と2 動物たちの大震災」を観たあとで~開催のお知らせ

2013年6月5日

トーク&ワークショップ わたしとあなたにできること ~「犬と猫と人間と2 動物たちの大震災」を観たあとで~

現在ユーロスペースにて公開中のドキュメンタリー映画『犬と猫と人間と2 動物たちの大震災』を観た方を対象とした参加型イベントを6月30日に開催いたします。

このイベントでは、映画を観た人、映画を作った人、映画に出てくる人たちが思いを語り合い、経験を分かち合うことにより、参加者全員がそれぞれの「できること」を見つけ、あるいは作り出し、実践していくことを目指します。イベントは[第一部]トークショー、[第二部]ワークショップの二部構成です。

「第一部」トークショー(1時間30分)
「犬と猫と人間と2」監督、プロデューサー、出演者をゲストに招き、皆さんからの質問、映画には映らなかったエピソード、そして今の現場からの声などをお届けします。

「第二部」グループに分かれてのワークショップ※(1時間30分)
参加者とゲストを交えた10名程度のグループに分かれてワークショップ(意見交換)を行います。グループごとに、被災動物問題に関する課題や解決方法について話し合い、最後に全体で発表します。

※「ワークショップ」とは、参加者皆が平等に意見を出し合うことのできるミーティングの方法です。今回は、まちづくりワークショップの経験が豊富な世田谷社(http://www.setagaya-sya.org/)に企画協力をお願いしています。

イベント公式WEBサイト http://www.inuneko2dekirukoto.jp/

イベント公式Fbページ  https://www.facebook.com/inuneko2.dekirukoto

イベント公式Twitter   https://twitter.com/inuneko2dekirkt

【イベント概要】
日  時:6月30日(日)12:30~15:45
会  場:三茶しゃれなあど(世田谷区民会館別館)5階「オリオン」
     〒154-0004 東京都世田谷区太子堂2-16-7
出 演 者:宍戸大裕(「犬と猫と人間と2」監督)
      飯田基晴(「犬と猫と人間と2」プロデューサー/「犬と猫と人間と」監督)
      阿部智子(「アニマルクラブ石巻」代表)
      岡田久子(「やまゆりファーム」代表)
      菅野利枝(「SORA」代表)
      鈴木理絵(LYSTA~動物たちに光と再生を。」代表)
      吉沢正巳(「希望の牧場」代表)
定  員:100名(先着順/事前申込み制)
参 加 費:1200円
参加申込:WEBサイトの入力フォームおよびFAXでのお申込み。詳細はこちら。*要事前予約

【本件に関するお問い合わせ先】
「犬と猫と人間と2」“わたしとあなたにできること”プロジェクト 事務局  代表 長谷川
〒243-0033 神奈川県厚木市温水1006-7 株式会社リンデン内
tel:070-5020-3491 fax:046-280-6641 E-mail:inuneko2.dekirukoto@gmail.com

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6/6(木) 「ラジオあさいちばん」(NHK第1)に宍戸監督生出演決定!!

2013年6月5日

明日6月6日(木)朝7:50頃より、
NHKラジオ第1「ラジオあさいちばん」に宍戸大裕監督が生出演いたします。

— — —
日にち:6月6日(木)
時間:朝7時40分〜8時00分頃
番組:「ラジオあさいちばん」 http://www.nhk.or.jp/r-asa/
出演コーナー:「聞きどきウォッチ」
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関東地方・山梨県にお住まいの方、ぜひお聴き下さい!!

インターネットからは全国の方もお聴きいただけます!!
下記URLからアクセス。
★NHKネットラジオ“らじる★らじる”
http://www3.nhk.or.jp/netradio/
※放送局を「東京」に設定してください。

 

<メールでのお問合せについてお知らせとお願い>

2013年6月3日

<お知らせとお願い>

このたびは、多くのみなさんから映画応援団のご連絡や、上映情報についてお問合せを頂いております。
心より感謝申し上げます。

さて、メールでのお問合せについてお願いごございます。
携帯電話のメールなどから「info@inunekoningen.com」にお問い合わせをいただいておりますが、、
パソコンからのメール受信拒否の設定になっており、こちらからのメールを受信出来ない方が多くいらっしゃいます。

パソコンの迷惑フィルター機能や、携帯電話のアドレスを使用されている場合、ドメイン指定受信、またパソコンからのメール受信を拒否する設定にされていると、「info@inunekoningen.com」のメールをお届けできません。
メールを受信できるようあらかじめ設定のご確認をお願いいたします。

メールが受信いただけず、またお電話番号などのご連絡先をいただいていない場合、こちらからお問合せなどにお答えすることが出来ません。
お心当たりのある方は、お手数ですがメール設定をご確認いただくか、またはお電話番号も合わせてご連絡いただけますようお願い申し上げます。

お手数おかけいたしますが、何卒ご協力よろしくお願いいたします。

東風

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「犬と猫と人間と」の十戒

2013年5月31日

映画を観る前のみなさんも、観たあとのみなさんも、ぜひご一読ください。

「犬と猫と人間と」の十戒 

1. 映画の劇場公開はどこも数週間。
どうか見逃さないでください。
あなたに観てもらいたいのです。

2. 携帯電話やスマホは電源を切り、じっくり観てください。

3. 最後まで観てください。それだけで感謝です。

4. よかったら映画の感想を聞かせてください。
  もし意味が分からなくても、聞かせてもらったことは忘れません。

5. 観るのがつらそうな映画だと敬遠しないでください。
  一番つらいのはあなたではなく、困難を生きる人と動物たちです。

6. あなたのご家族、友人知人に映画を広めてください。
  それができるのはあなたしかいません。

7. 一度観ただけで判断しないでください。
二度観たらもっとよくわかるかもしれません。

8. 映画のパンフレットもご覧ください。
  もっと理解が深まります。

9. 観た後も応援してください。
  劇場公開後は自主上映会やDVD発売もあります。

10. 映画で知った現実を、どうか忘れないでください。
  

※この文章は「犬の十戒」という、犬の立場から人間へ、飼うことの心構えを語りかける作者不詳の英語詩をモチーフに飯田基晴プロデューサーが考えてみました。インターネットで検索すればこの詩のいろんな翻訳が出てきます。読み比べるとさらに味わい深い、かもしれません。

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「犬と猫と人間と2 動物たちの大震災」映画公式パンフレット完成!!

2013年5月31日

いよいよ明日6月1日(土)より、ユーロスペースにてロードショー。
つい先ほど、公式パンフレットが完成、納品されました。
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全28ページ、フルカラー。映画の解説や物語、劇中に登場する3人のコラム(NPO法人アニマルクラブ石巻 代表 阿部智子さん、希望の牧場 代表 吉沢正己さん、やまゆりファーム 代表 岡田久子さん)、大宮浩一さん(映画監督)によるレビュー「彷徨のその先」、そして、糸井重里さん×宍戸大裕監督×飯田基晴プロデューサーによる特別鼎談を収録!!読み応え抜群、充実の一冊となっております。
是非、劇場でお手にとってご覧ください!

カテゴリー:お知らせ

「犬と猫と人間と2 動物たちの大震災」劇場公開に向けて

2013年5月30日

いよいよ「犬と猫と人間と2 動物たちの大震災」が劇場公開を迎えます。

全国各地から毎日のように、宣伝協力のお申し出を頂いています。
配給・宣伝の東風のスタッフも、体調が心配になるほど頑張っています。
監督の宍戸くんも連日、イベントやメディアへの出演が続いています。

しかし、簡単には超えられない「壁」も感じています。

ひとつは、「かわいそうで観られない」、つまり動物の悲惨な姿を見ることへの『怖れ』です。
もうひとつは、被災地の動物とこの映画に対する『無関心』です。

「かわいそうで観られない」という声は、前作「犬と猫と人間と」でも同様にありました。
でも上映会のアンケートではこんな意見も寄せられました。
「かわいそうな姿から目を背けることが、一番“かわいそう”なことなのだ気づいてほしい」

どちらの作品でも、悲惨な姿をこれみよがしに見せることはしていないつもりです。
僕らが目指すのは、見せてショックを与えることではなく、見て「考えてもらう」ことだからです。

宍戸は、取り残された動物たちを前に、「この事実を決して無かったことにはさせない」と放射能への不安も脇に置いて記録することに力を注ぎました。
そして、目の前のものをただ切り取るのではなく、そこに踏み込み、容易には見えないものを伝えることを目指し、取材期間は1年8ヶ月になりました。

今回、こんなコピーを用意しました。

僕らがまだ知らない、動物と人間のいま
未来につなぐため、いのちと向き合う

被災地では、いまだに人と動物の苦難が続いています。
私たちがそこを見つめることで、多少なりとも力になれることがあるかもしれません。

不安に訴えるわけではありませんが、もし将来、あなたの街で大きな災害が起きたとしたら、この映画を観てなにか備えておくことが、あなたの大切な存在を守ることにつながるかもしれません。
哀しい出来事を繰り返さないためにも、私たちはこの経験を共有することが大切なのだと思います。

「そんな映画を見に行くほど、自分は動物を好きじゃないし」
そういう方も多いでしょう。
でも僕らは、動物好きに向けて映画を作ったわけではありません。

好きも嫌いも関係なく、私たちの周囲には動物がいます。
動物たちの目線に近づいていくと、社会を違った角度から見つめ直すことになります。
この視線は、経済優先・人間中心の社会の行き詰まりを照らすことでもあります。

まず、「いま」を見つめなくては、「未来」の方角を決めることもできません。
そのためにも、この映画を通じて多くの方に、人と動物の「いま」を知ってもらいたいと願っています。

2013.5.30 飯田基晴

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